二十四節気「大雪」。午前中は穏やか、午後は寒くなりました。

yatsugatake2005-12-07

市立図書館へ、「賢治を読む会」の資料作りに出かけました。
途中、車のラジオから、「シクラメンのかほり」が流れました。
「真綿色したシクラメンほど清しいものはない…」
作詞・作曲の小椋佳が自ら歌っています。CDアルバム「ベスト花様」にも入っているものです。聴いていると、懐かしくほっとした気分になります。
画像は、少し前に購入してきたガーデンシクラメンといわれるミニサイズの可愛い品種です。
シクラメンは、自分が花好きになるきっかけにもなった花です。
初めての出会いは、50年も昔の子どもの頃に遡ります。当時には珍しい鉢花のシクラメンを、母が手に入れてきました。冬の真っ赤な花は見事で、子どもにも強い印象を残しました。バーバークという品種名(現在も、「在来赤」と呼ばれている)も記憶に残っています。高価で寒さに弱い花は、夜間には新聞紙を巻いたりダンボール箱をかぶせたりして、大事に育てて楽しみました。母が世話をしていたそのときの様子が、今でも目蓋に浮かぶのです。
これからも、在りし日の母を偲ぶ花として大事にしていきます。
シクラメンは、「篝火花」の別名があります。反り返って咲く花の束はまさに、かがり火です。もう一つの「豚の饅頭」は英名を訳したもので、塊茎の形とそれを豚が食べることに因むとか?面白いネーミングです。シクラメンの語源も、花後の花茎がくるくるとサイクル状に巻くからだそうです。


夕方には、「六日月」のお月様が中空に見えました。だいぶ膨らんできました。
明日の朝は氷点下6度、日中は晴れる予想です。乾燥にも注意が必要です。