清明。「春雨」が降り続き、雨量は15.5ミリになりました。

yatsugatake2006-04-05

この時期の雨は、草木にとってありがたいものです。
「木の芽起こし」の雨とは、よく言ったもの、梅、桜、杏などの芽が気づかないでいる間に、すっかり膨らんでいます。
この調子だと、例年より一週間ほど早い中旬には、一斉に花が見られそうです。
しばらく前から、部屋に取り込んでおいた「カツラ(桂)」の花芽が開き始めました。
画像は、その雌木・雌花の接写です。雌しべの柱頭が、こんな奇妙な形をしているとは驚きです。
一方の雄しべはと観ると、すでに葯を外にたらし花粉が出ています。
カツラは雌雄異株。どちらの木の花芽も葉芽も、それらを包む皮が鮮やかな赤色です。
葉が展開する前の一時期、木全体がほんのりと赤く染まって見えます。春の宵、値千金の美しさです。
駒場公園・佐久市立中央図書館脇のカツラ並木、観賞時期は例年4月半ばです。
今年は少し早まっているようです。
カツラは、大好きな樹木の一つ。春夏秋冬、いつの時期も観賞価値があります。
そろそろ、出かけて春一番の観賞をすることにしましょう。


今日は、二十四節気、「清明」です。
旧暦、弥生八日。夜になって雲が切れると、「上弦のお月様」が頭の天辺に見えました。