薄日ながら、午後1時に25.4度。夏日になりました。

サトザクラが見ごろ

サトザクラ(八重桜)が、昨年より五日ほど遅れて見ごろになりました。
画像が、長女の小学校入学記念樹です。毎年、娘の成長を見守りながら眺めてきたものです。
桃色の花びらが重なって、さながら小さな牡丹花のように見えます。「牡丹桜」と呼ばれるわけもよく分かります。
サトザクラには、フゲンゾウ(普賢象)、イチヨウ(一葉)、カンザン(関山)、ココノエ(九重)などの品種があります。
我が家のサトザクラの品種は何だろう?色具合などから見て、一般的・標準的な植採種の「カンザン」のように思われます。
ところで、サトザクラには興味深い現象が見られます。雌しべが葉に化ける、つまり「先祖返り」が認められます。花の各部分は、起源をたどれば「葉」なのです。
「フゲンゾウ」は、普賢菩薩を乗せた象の牙(又は鼻)、「イチヨウ」も、雌しべが1枚の葉に化けたことに由来するそうです。
我が家のサトザクラにも、葉化した雌しべが認められました。アップ画像は、yatugatake’s fotolifeをごらんください。
娘に、「花の塩漬けを作って…」と、頼まれました。
暖かい風の吹くなか、開き切らない花を選んで摘みました。気持ちよい作業でした。
6時すぎ、十一日のお月様がサトザクラ越しに見えました。