旧暦、九月九日、重陽の節句。菊日和になりました。

yatsugatake2006-10-30

10時を回って、霧が晴れるとたちまち「秋日和」になりました。
今日は旧暦九月九日、「重陽節句」(中国の陰陽五行思想)です。奇数は陽数とされ、陽数の九が重なり、特に九月九日が重陽の吉日とされました。
また、菊が咲き誇る時期なので、「菊の節句とも呼ばれます。吉岡安之:『旧暦スローライフ歳時記』に、次のようにあります。
旧暦の九月九日には、杯に菊の花を浮かべた菊酒を飲む。また、古く中国においては、この日、茱萸(しゅゆ)=ミカン科の落葉小高木。和名はカワハジカミの枝を髪に挿し、高いところに登る風習があった。これを、「登高(とうこう)」「高きに登る」などという。重陽のこの日、遥かな故郷の兄弟たちは、恒例の「登高」を催しているに違いない。(以下略)
画像は、今夜いただいた「菊酒」と、サンシュユ(山茱萸です。菊は、食用菊の「阿房宮」種です。髪に挿したという「茱萸」を調べたら、「呉茱萸(ごしゅゆ)」というミカン科の植物で、ミズキ科のサンシュユではないことが分かりました。
 
夕方、4時前には「九日のお月様=上弦の月が、南の空にかかりました。