旧暦、卯月朔日。雨に、「ヒメウツギ」が美しい。

yatsugatake2007-05-17

予報どおり、午前中は雨模様でした。
満開の「ボタン(牡丹)」の花には、気の毒ですが、カラカラに乾いた大地にはいいお湿りでした。
5月のFm放送は、花王花神とも呼ばれる「ボタン(牡丹)」について、話しました。
画像は、ボタンの花の中心部、「花盤」と呼ばれる特徴的なつくりです。
花に葉に 花粉たゞよふ 牡丹かな (松本たかし)
今日は、旧暦の卯月朔日(ついたち)です。
「卯月」の名は、「うのはなづき」卯の花が咲く月との説があります。
佐久平駅近く、大型店の駐車場・植え込みに「ヒメ(姫)ウツギ」の花が咲き始めていました。姫の名前の通り、背の低い木に可愛い白い花がいっぱいです。


戻って、家のものを見ると、まだ蕾でした。
しかし、昨年の同じ日(卯月二十日)のブログには、鉢植えの「ヒメウツギ」が記載されていました。
また、一昨年の同じ日に撮ったヒメウツギ」の接写画像がありました。
同じ日に開花していることが、偶然と思えるほどです。
画像をみて分かるように、雄しべの花糸が扁平な翼になっています。
ウツギの仲間には花糸に翼が付いて、その形の違いに着目して識別ができます。
ヒメウツギ」の場合は、翼の上部が角のように突き出しています
学名は、Deutzia gracilis
ユキノシタ科ウツギ属
 gracilisは、すらっとして優美なという意味だそうです。 
牡丹の花とは、対照的な美しさと言えそうです。