台風4号が、東方に去りつつあります。

台風4号は襲来が心配され、一時は「大雨・洪水警報、雷・濃霧注意報」まで出されました。
朝から、小雨がしとしと降り続いています。
画像は、「ゼフィランサス」の花が、風にそよいでいます。妻が昨日のうちから縁先へ、風から避けて置いたものです。

ゼフィランサスは、ヒガンバナ科多年草
その名は、ゼファー(西風)+アンサス(花)に由来しています。
タマスダレ」、「サフランモドキなどの呼び名があります。
英名は、zephyr lilyです。
lilyの名のように、ユリの花によく似ていますが、ヒガンバナ科に分類されています。
やはり、そよ風が似合う花です。
そぼ降る雨の中を出てみると、昨夕にほころび始めたユリ「ボッティチェリ」の花が、1個咲いています。


近寄って、1個の花のつくりを観ました。
花冠は、内花被・外花被が3枚ずつ重なっています。上に向いて咲く受け咲きの花です。また、よく観ると、それらの基部が開いて隙間があります。
これらは、スカシユリ(透かし百合)の名の由来とか…。
ユリ「ボッティチェリは、アジアンティック・ハイブリッド、スカシユリ系の園芸・改良品種であることが、分かります。


ボッティチェリの名は、イタリアの偉大な画家です。有名な「春」や「ヴィーナスの誕生」の作品と重ねながら、楽しむつもりです。
因みに、上の画像、「ゼフィランサス」の花にゆかりの「ゼファー(西風)」が風を送って、「ヴィーナス」のキュプロス島上陸を助けています。
惜しいことに香りがないのが残念ですが、受け咲きの花が、次々と咲く様は明るく賑やかです。
満開になるのが、楽しみです。