「ジャガイモ」が、収穫時期になりました。

先週の11日、「ジャガイモ・キタアカリ」品種を試しに掘ってみました。大きな芋が見えています。
葉も枯れ始めてきたので、そろそろ収穫時期です。
今日のFm放送は、花も実もある野菜の「ジャガイモ」と題して、お話しました。
「ジャガイモ」は、なかなかに興味深い植物です。
内容は、次の項目です。
(1)「ジャガイモ」という名の植物 生産地の方言に、「ニドイモ」がある。
   芋の田楽は、下伊那地方、「日本のチロル・下栗の里」の名物です。
(2)地下の茎にできる「芋」=塊茎 芋の植え付けは、「挿し芽」と同じこと。
(3)花が咲き、実もつく「ジャガイモ」 ナス科の1年草、星型の合弁花。
(4)気候と土によって決まる、芋の質と量 冷涼な気候、長野県も栽培適地。
   御牧ヶ原の「白土馬鈴薯」(白いも)は、高級銘柄です。美味しいです。

昨年6月3日撮影。
品種「キタアカリ」の花です。
薄紫色の花が美しいです。

「ジャガイモ」の芋=塊茎です。
地下茎は、地上部の茎と基本的には同じです。芋の芽の配列を調べると、興味深いことに気づきます。
画像のように、芋の基部から「凹み・芽の位置」をプロットすると、らせん状に並んでいることが分かります。
(1〜12個の芽の配列)

花が咲けば、実が生るはずです。
「ジャガイモ」の実は、同じのナス科の1年草、トマトの若い実と、そっくりです。
畑全体で、10個ほど見えました。
品種によって、結実の度合いが違いようです。