セミが行く夏を、謳歌しています。

夏の暑さが、昨日あたりから幾分和らいできました。
今朝も曇り、この気温では「セミ(蝉)」は鳴かないだろう…。でも、ちょっと日が差すと、「ミンミンゼミ」が、やはり鳴き始めました。そして、すぐに鳴き止みました。
セミ(蝉)」は、長い期間を地中で過ごすために、成虫として地上に出ると、気温の変化に関係なく鳴くようです。
今年、「アブラゼミ(油蝉)」が発生して鳴いたことには、驚きました。
日曜日の午後、「ジージー」という蝉の鳴き声が…、子どもの頃に聞き親しんだものです。サトザクラの幹で鳴いているのは、やっぱり「アブラゼミ」でした。逃げ去って、保育園のサクラの木に止まり、「ジージー」と、鳴きました。子どもの頃には、「アブラゼミ」は、いちばんありふれた蝉でしたが、それ以来はなぜか、佐久では見かけなくなっていました。ほんとうに久しぶりにその姿に接したので、感激でした。
翌日、月曜日にも一声を聞きました。
画像は、昨夜に捕まえたアブラゼミ(油蝉)」です。「皆既月蝕」を観ようと何度か出入りしたとき、玄関先に落ちていたのを偶然見つけたのです。捕まえると、「ジージー」と鳴いたので、♂だと思われます。
翅の先が痛んでいるのが、可愛そうです。寿命なのでしょうか?建物にぶつかって落ちたことは、確かなようです・
左が背中側、右が腹側です。(方眼の下敷きで、およその長さが分かります。)
 
広辞苑」には、セミの一種。雄の体長は約4センチメートル。夏、樹上で「じーじー」と鳴く。体は黒色。腹背に白色の鱗毛がある。翅は不透明暗褐色で雲状の小模様を持つ。と、あります。
西日本には、「クマゼミが大繁殖しているとか…、ケーブルに産卵して被害を与えているとか…。
以前、セミが、紙袋をかぶせたリンゴの実に、産卵したものを見たことがあります。
木の薄皮の上から産卵する習性が、被覆線をそれと間違えるからです。
いずれの日にか、「クマゼミ」が佐久地方にも現われることを思うと、「アブラゼミ」や「ミンミンゼミ」などの在来のセミに頑張って生き残って欲しいです。
夕方、いいお湿りがありました。(アメダスデータが更新されないので、雨量は分かりません。)
佐久地方には、大雨・雷・洪水・濃霧注意報が出されています。もう少し、雨が欲しいです。