冷たい雨が、落ち葉を早めました。

yatsugatake2007-11-06

予報どおりの雨です。未明、雨音で目が覚めました。
雨降りなら、急ぐことはない…。朝食後も、ゆっくり温泉に浸かりました。
千曲川旅情・文学の温泉宿藤村ゆかりのお宿「中棚荘」、人気の「初恋りんご風呂」です。
浴槽に、リンゴの実が50〜60個、ぷかりぷかりと浮かんでいます。隣の浴槽には、マルメロ(通称カリン)が、入っています。ほんのりと、香りが漂っています。
雨も止んで、辺りは霧に包まれています。
意外な感じですが、画像、「トリカブト(鳥兜)」の淡い青紫色の花が、雨に濡れていました。

家に戻ると、ウメモドキ(梅擬)」の黄葉が霜枯れて、そこに冷たい雨が当たり、だいぶ落ちていました。
おかげで、「赤い実」が、際立って見えるようになりました。
いっそのこと、汚れた葉が全部落ちたらいいなと思うのが、人情…。『樹の日本史』に、そんな気持ちを詠んだ句がありました。
残る葉も残らず散れや梅もどき (凡兆)

画像は、昨日の同じ「ウメモドキ」の様子です。
下の枝なので、霜の害がいくらか少なく、黄葉も残っています。
でも、あと二三日もすれば、落ちてしまいそうです。
秋が、深まります。