花巻に出かけます。

「パーシーワイズマン」(21.5.1

画像、西洋石楠花の「パーシーワイズマン」が、ほころび始めました。
遅咲きのこの花が咲くと、季節は夏です。
今日は、イーハトーブセンターの「春季セミナー」に参加します。
テーマは、「光太郎と賢治・花巻」です。
いつものように朝早い新幹線で、出かけました。
お天気が心配でしたが、予報では、東北地方は降らないようです。
宇都宮辺りは、今年も「麦秋」…。田植えの済んだ稲田の色と、好対照の景色でした。
郡山駅を過ぎると左の車窓に、くっきりと山体が見えました。
地図と見較べると、どうやら安達太良山かと思われます。
(後で、二本松出身の仲間に尋ねて、確認できました。)
「あれが阿多多羅山、あの光るのが阿武隈川。〜」
光太郎と言えば、『千恵子抄』が思い浮かびます。「樹下の二人」の一節、確か国語の教材にありました。

残念、阿武隈川は、はっきり見えませんでした。
福島を過ぎる頃から薄日が差し始め、仙台では日差しがありました。

10時少し回って、新花巻に到着。(佐久平を出発して、4時間弱。)
セミナーは午後からなので、「宮沢賢治記念館」を見学しました。企画展「北上川と賢治」イーハトーブ悠久の流れーも興味深く見学しました。

花壇の「オキナグサ」が、光沢のある長い毛を見せています。
新緑・若葉の坂道を下り「南斜花壇」の花を見ながら、イーハトーブ館に向かいました。
今年は、花の進行は早いようです。
画像、「チューリップの花」が、そろそろ終わりのようです。



会場で、「高村光太郎展」を見学しました。
セミナーのプログラムは、先ずお二人から、高村光太郎と賢治にかかわる講話がありました。
次に、光太郎が、終戦3ヶ月前に賢治宅にお世話になったこと、その様子についての対談がありました。

対談と進み、郷土芸能「折沼田植え踊り」が披露されました。
この踊りは、高村光太郎先生が7年間生活された山口地区に隣接する太田の折沼地区に伝わる郷土芸能で、昭和59年に60年ぶりに復活した田植え踊りです。〜(以下略)

真剣な子どもたちの踊りが、印象に残りました。
その後、交流会が賑やかに行われ、懐かしい面々と楽しい時間を過ごしました。