現行暦6月1日は、夏の始まりで「衣替え」…。「クールビズ」も話題になっていますが、今年はまだ長袖でないと、肌寒いくらいです。
旧暦では、四月・卯月十九日。「卯の花」が咲く季節です。
街を歩いていると、大ぶりな花の見事な「バイカウツギ」をよく見かけます。
画像は、「ヒメウツギ(姫空木)」の鉢植えです。
近年は、花屋さんにもよく見かけます。
今日のお天気に相応しく、可愛らしく清々しい感じです。
花のつくりが、興味深いです。
近寄って観ると、雄しべの花糸は、平たく、両側に出っ張りがあります。その形の違いが、分類のための目のつけどころとか…。
あと十日で、旧暦の「五月(皐月)」になります。
待ち兼ねたように、「サツキツツジ(皐月躑躅)」が咲き始めました。
若い頃から育てている鉢で、品種名は「八咫(やた)の鏡」と記憶しています。
花びらの「円斑」が特徴だそうです。
しかし残念ながら、その特徴ははっきりとは出ていないように見えます。
「八咫(やた)について、『広辞苑』を一部引用します。
(ヤアタの約。咫(あた)は上代の長さの単位)長いこと。また。巨大なこと。〜(以下略)
上代の「鏡」に思いを馳せながら、観賞します。