またまた、「大雨警報」…。

スカシ百合、「パオラ」の花。(22.

今朝も「霧雨」が煙っています。
それでも空は明るく、帯状に青空も見えます。雨量予測は0、雨はなさそうに感じました。
画像、スカシ百合の「パオラ」が咲きました。数年前、富士見の百合園で、3本1000円を求めたものの1種です。「ロリーポップ」はすでに咲き、あと残るは「ボッテチェリー」です。
しかし、8時を回ると急に本格的に降り始めました。
そして、またまた「大雨警報」です。
午前中、「賢治を読む会」で、佐久市立中央図書館に出かけました。玄関の入り口には、水の浸入を防ぐための土嚢が積まれていました。
テキストで、「山地の稜」、「花壇工作」、「大礼服の例外的効果」、「泉ある家」を読みました。
作品の中に、土耳古玉(とるこだま)」、「タークォイズ」が登場します。
トルコ石の指輪を、妻に見せてもらいました。

宮澤賢治語彙辞典』から、「タキス」の一部を引用します。
〜一般的には、トルコ石と呼ばれる。古くから宝石として珍重され、生産地はイランとエジプトだが、トルコ商人によって欧州に運ばれたのでその名がある。主成分は水酸化銅を含む燐酸アルミナで、銅成分のために緑青ないし藍青色を呈する。〜ペルシアの詩人はトルコ石の色を雲のない青空にたとえたが、賢治も晴れ上がった明るい青空の比喩に使う。砂岩褐鉄鉱を網目状に含むことがあり、ネットと言う。〜
宝石に詳しい賢治が、トルコ石の色で「青空」を表現したり、編み目の筋から「空の裂罅(ひび)」を連想したりする…。これらの鋭い感覚に、改めて感動しました。

鉢植えの「ホウキグサ(箒草)」です。
作品「花壇工作」に、次のような記述があります。
〜さうですな。まんなかをカンナとコキア、観葉種です、
確かに、「コキア」は形が整って美しく、秋に紅葉もするので、花壇には適しています。
箒としての実用性もあるし、もっと栽培してみようと思います。

仲間の会員から、フラワーアレンジメントをいただきました。数種類のプリザーブドフラワーを用いてあります。

ご本人の説明によると、リザーブド液によって、花が長持ちするのだそうです。それに、着色加工や、ドライフラワー、人工物も巧みに生かしています。フラワーアレンジメントは、なかなか面白いです。玄関に飾って、楽しむことにします。

今日は、旧暦「水無月三日です。今月の三日月さまも、残念、やっぱりお預けになってしまいました。