氷雨に、とうとう「初雪」が混じりました。

葉を落とし、赤い実が残った「ナナカマ

軽井沢に初雪が降ったと、テレビが報じていました。
そして、佐久の雨にも雪が混じったそうです。
例年、11月半ばを過ぎた「恵比寿講」の頃には初雪が見られます。
今日は、11月のFm放送日で、佐久平駅に出かけました。JR小海線の高架下を歩いて行くと、葉が落ちたソメイヨシノの木から「ツグミ(鶇)」が飛び立ちました。この冬の初見です。
画像、「ナナカマド」はすっかり葉を落とし、赤い実だけが残っています。
放送内容、タイトルは、冬を迎える花「サザンカ山茶花)」です。

(1)日本特産種。ツバキ科ツバキ属 常緑小高木
   山口県以西、四国や九州地方原産・自生。
   学名:Camellia sasanque (カメリア サザンカ
   Camelliaは、17世紀チェコスロバキアの宣教師Kamell
  さんに因む。
   和名:サザンカは、ツバキの漢名(中国名)の「山茶花
     (発音は、サンザカ)」
      が、サザンカの名前として間違って定着した。
      漢名で「梅茶」と書く植物が、日本で言うサザンカです。
(2)サザンカ、初冬に開花するメカニズム。
   サザンカは、休眠ホルモンが生成されないか、その影響が少ない。
(3)サザンカとツバキの見分け方
   『歳時記』には、「ツバキに似て、花も樹も葉も小さいもの、
   どちらかといえば、チャ(茶)に近いもので、身辺のさりげない
   花である」と、あります。
   ◯ 花弁と雄しべの合着、花のつくりの違い。
     バラバラに散ったらサザンカ。丸ごと落ちたら、ツバキ。
   ◯ 葉の主脈と葉柄に短毛が生えているのがサザンカ
CD 童謡「たきび」を流す。
(4)野生のサザンカから園芸品種の成立。
   野生型のサザンカは、一重の白花。
   現在の園芸品種は、紅花や桃色花、先端からのぼかしの紅が濃い。
   花径も大輪、広弁。重弁花も多い。江戸時代から現れる。
(5)季語、初冬。茶梅(さざんか)、ひめつばき
   山茶花のここを書斎と定めたり 正岡子規
   霜を掃き山茶花を掃く許りなり 高浜虚子
   山茶花は白一色ぞ銀閣寺 小沢碧童
   ひっそりとした山茶花の佇まい
    花言葉:(白花)理想の恋
        (赤花)謙譲
(6)ツバキと同様な、いろいろな用途。
   庭木、生垣、盆栽。材は、器具、彫刻。
   種子から採れる油は、食用や整髪用など。 

パーソナリティーから、駅の植え込みに「サクラ(桜)」の花が咲いていることを聞きました。また、その名を問われました。
行ってみると、確かに「サクラ(桜)」の花が咲いていました。


昨年11月、栃木県佐野市役所前で、同じ桜を観ました。
ネット検索してみると、群馬県藤岡市鬼石町に「冬桜」「十月桜」というサクラがあるようです。
確かではありませんが、同種のサクラだと思われます。また、春にも咲くサクラだというので、観察してみます。
夕方から、「十月十三日」のお月さまが昇りました。(16:38)