「まんさく(満作・万作)がほころびました。

yatsugatake2011-03-09

相変わらず、朝の冷え込みは厳しいです。(夕刊、佐久市6時の気温、氷点下6.6度)
それでも、先日来の雪降りのおかげで、植物には生気が感じられます。
もしかしてと期待しながら、「シナマンサク」に近づいて観ました。
画像、花弁が期待どおり花芽からこぼれていました。

昨年よりは少し遅れています。昨年は、花弁がすでに全開状態でした。
花芽の中に畳み込まれた花弁が、玩具の「吹き戻し」が伸び出たように見えます。2個の花が、背中合わせに着いています。これからの日々、全開するまでの観察が楽しみです。
よく晴れて、屋根の雪が輝いています。

午前中は、賢治を読む会の3月例会で、佐久市立中央図書館へ出かけました。『ひきざくら第三集』が出来上がり、手にすることができました。
ひたすらに読み続けて30年、集大成の文集になりました。ありがたいことでした。

冬型の気圧配置、その通りに日中は冷たい風が吹き荒れました。
「二月五日」のお月さまが、日のあるうちに西空高くかかりました。
(16:14)
この後、にわかに空が曇って雪が舞い始め、月も隠れてしまいました。
そして、止んだ頃には、お月さまはもう沈んでしまいました。

『不思議な国のアリス』に登場する猫の名は、チェシャ猫。本を図書館で借りて、分かりました。
耳まで裂けた口、ニヤニヤ笑う顔…。今夕のお月さまは色薄く太いので、そのようには見えませんでした。

そろそろ今年のお終いになるか、冬越し大根のおでんです。
大根は鬆が入ることもなく、なめらかなよい味でした。
傷んだ物も多くありましたが、瑞々しい大根は、寒さのおかげだと思われます。