「オキナグサ(翁草)」が咲きました。

「オキナグサ(翁草)」の花。(23.

今朝も冷え込みました。
(夕刊、佐久市6時の気温は、氷点下4.9度。)
しばらく前から花茎を擡げたオキナグサ(翁草)」の花が開きました。
この花は、賢治作品に、方言「うずのしゅげ」の名で登場してきます。
花が散った後の冠毛が、「翁の髭」を想わせるからです。

近頃、「宮沢賢治」の名が、新聞やテレビに見られます。
今朝のテレビ、「歌でつなごう」。武田鉄矢が「銀河鉄道の夜」の一節を読んで、人々を励ましました。
テキストから関係のところを引用します。


ジョバンニはあゝと深く息をしました。
「カムパネルラ、また僕たち二人きりになったねえ、どこまでもどこまでも一緒に行かう。僕はもうあのさそりのやうにほんたうにみんなの幸(さいわひ)のためならば僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまはない。」
読売新聞には、岩手県知事 達増(たっそ)拓也氏が、「賢治の幸福論掲げて」を書いていました。
 だが、我々は立ち上がらねばならない。岩手の詩人、宮沢賢治が『農民芸術概論綱要』という本の中で次のような言葉を残していることを思い出した。「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」
 復興の第一の原則に、この賢治の言葉を掲げようとと思う
(以下略)


 遠く、アメリカ・オークランドで行われたメジャーリーグ
マリナーズ:アスレチックス」(イチロー対マツイ)戦。
プレーボール前に選手たちは黙祷し、日本の復興を祈っていました。

この球場、「オークランド・コロシアム」で、数年前に観戦したことがあるので、特に感慨深く感じました。