旧暦「霜月二十日」、賢治を読む会・12月例会。

有明け月。(23.12.14)(6;

6時を回って外に出てみると、地面は霜でザクザク…。冷え込みました。
(夕刊、佐久市6時の気温は、氷点下3.9度)
西空高く、今朝も有明が空に浮かんでいます。
(6:28)
旧暦、十一月(霜月)二十日のお月さまと言えば、『モチモチの木』の豆太を思い出します。朝から、今夜のお月さまが楽しみです。
「賢治を読む会」、10月例会で、佐久市立中央図書館に出かけました。
先ず、10日の皆既月食」の観望と、「陸羽132号(賢治米)」試食の情報交換をしました。それと、今夜のお月さま、「ふたご座流星群」の観望について話し合いました。
「冬季セミナーin東京」の参加報告もしました。
読書会は、「北守将軍と三人兄弟の医者 初期形」を読みました。大陸的なスケールの、愉快なお話…。リンプー先生は、素晴らしい名医…。調子の良い文章と、狐に化かされるとか、魔法のような医術…。感想が聞かれました。

Eテレ、水曜日に放映中の、100分de名著、銀河鉄道の夜」」を紹介しました。
ついでに、賢治賞を受賞したロジャー・パルバース、「雨ニモマケズ」の個性的な翻訳も紹介しました。


今夜、霜月二十日のお月さまは、意外に速く昇りました。(20:46)
月の出時刻、20:06(長野)ですから40分後…。
赤みがかかった、異様なお月さまです。

二十日月も、この時刻では、「豆太の月」のイメージは感じられません。むしろ、宮沢賢治の「烏の北斗七星」のイメージです。
〜月が出たのです。青いひしげた二十日の月が、東の山から泣いて登ってきたのです。そこで烏の軍隊はもうすっかり安心してしまひました。
もう少し夜が更けて就寝する前に、モチモチの木に明かりが灯る…「豆太の月」を眺めるとしましょう。