典型的な「春型の雪(上雪)」、ドカ雪になりました。

「春型の雪」をもたらす、南岸低気圧。

雪は夜通し降り続き、午前中も降り続く…との予報です。南岸低気圧による内陸地方に降る、春型の雪です。佐久地方では、「上雪(かみゆき)」と呼んでいます。そして、大雪になる場合があります。
そのような大雪を、「春のドカ雪」と、呼びます。
画像、テレビの天気図(今朝3時)が、その気圧配置を示しています。
湿り気の多い雪なので、「大雪・着雪注意報」が出ています。無風なので、細い棒の先にも降り積もっています。

すでに積雪は10センチ以上、7時を回ったところで、雪かきをしました。
予報通り、午前中は降り続き、午後1時を回ったころに降り止みました。
大河ドラマ、「平清盛の再放送を視聴しました。登場して歌を詠んだ人物、佐藤義清(のりきよ)こそ、後の西行法師です。
『テレビガイド 平清盛』の「清盛と男たち」、西行(佐藤義清)の項から。一部引用します。
代々衛府に仕える武門の家の出で、若くして鳥羽上皇北面の武士となった。このとき、同い年の清盛も西行とともに北面の武士を務めている。流鏑馬や蹴鞠の名手でもあり、武勇にも秀でていた一方、和歌にも精通する知識人で、その名は宮廷にまで聞こえていた。しかし、23歳の若さで突然出家してしまう。その理由は諸説あり、急死してしまった友人に無常を感じたとも、鳥羽上皇の妃で崇徳天皇の母である璋子(たまこ)との秘めたる恋が原因であるとも言われる。(以下略)
小倉百人一首」かるたを探し出して、崇徳院西行法師が詠んだ和歌の札を取り出しました。


読み札の西行法師は出家後の姿です。当然のことながら、ドラマの北面の武士・佐藤義清の姿とは、比べようもありません。
それぞれの和歌・詠み人の気持ちについては、十分に理解できていません。それにしても、和歌を詠む人たちの才能には、感心してしまいます。
お昼近くなると、春の淡雪はどんどん融け始めました。
野鳥餌台の植木鉢の雪、面白い造形です。

今日の「春のドカ雪」、日付がかわってから降やんだ午後1時まで、降水量のトータルは11.5ミリと記録されました。
最高気温は、1.6度(17時)と、あまり上がりませんでした。
明日の朝は、また冷え込む予報です。