20度超え、夜には雨になりました。

冬越し中の「ナズナ(薺)」のロゼット

今朝も、「春眠暁を覚えず…。
冷え込みが緩み、気持ちよくお寝坊しました。
アメダス、最低気温は氷点下2.1度(4時)、予想最高気温は20度(プラス2度)、暖かくなります。空は、ぼんやり春霞、季節の移ろいが感じられます。
新聞を開いてびっくり…、寝ぼけ眼が見開きました。
高校入試・国語の問題に、「植物のロゼット」に関する文章が使われていました。
画像、2月20日撮影のナズナ(薺)」のロゼットです。昨日は、ナズナ(薺)を摘み草し、お浸しにしていただきました。
出典は、田中修:『植物はすごい』です。中公新書が、手元にありましたので、逆境に生きるしくみ、(二)寒さをしのぐ から一部を引用します。
〜特徴的な姿で、冬の寒さを過ごします。
その特徴的な姿とは、茎を伸ばさず、株の中心から放射状に多くの葉っぱを、地面を這うように広げる姿です。なるべく重ならないように葉っぱが出るため、バラの花びらのように、葉っぱが相互にずれて重なりあっています。この姿は、バラ(Rose)の花に見立てられて、「ロゼット(Rosette)」とよばれます。
(以下略)

今日は、「賢治を読む会」の3月例会は昼食会を兼ね、行われました。
会場の玄関には、「生け花」が大鉢に盛られ、迎えてくれます。
春真っ盛り、ボケ(木瓜)、レンギョウ(連翹)」、ユキヤナギ(雪柳)、ケイオウザクラ(啓翁桜)でしょうか、桜の花、華やかな「アルストロメリヤ」の花も見えます。

自然より一足お先に、春を味わえるのが嬉しいです。
例会は、いつも通り「暦」のお話から…。
旧暦、「二月・如月二日」
如月(きさらぎ)についての諸説を、『倉嶋厚 人生気象学』から紹介しました。
漢字で書けば、「衣更着」、「萌揺月」、「気更来」、「木更月」。漢字で如月と書くのは、このころ万物が如如然と出るからで…。
涅槃会=釈尊入滅、法会
本来は、旧暦、如月十五日ですが、今では、月遅れの3月15日に行われます。供物として、「やしょうま」という伝統的な郷土食が、長野県内の各地・家庭でつくられています。昔は、つくられていたようですが、佐久を含め、東信地方では、今は作られていないようです。
ちょっと、寂しい気がします。
工夫すれば、子どもの家庭教育、ご近所とのコミュニケーションにも、役立てられます。「是非、復活を…」と、提案しました。
やせうま」説もあるようです。
今の時期、馬は痩せています。「八月十五夜」、朝廷に献上する時には、立派な馬になります。
あふ坂の関のしみづに影見えていまや引くらむ望月のこま (紀貫之
西行(没した前日、涅槃会の日)
ねがはくは花のしたにて春死なんそのきさらぎの望月の頃山家集
西行は正しくは二月(如月)十六日に没して、時の人を驚嘆させたと伝えられています。
読み合わせは、前回に読んだ「いてふの実」との関連から、葉っぱのフレディー ーいのちの旅ー を読みました。
数年ほど前でしょうか、ブームになった作品です。
日野原重明先生の『フレディー エクササイズ』が新聞広告に出たりしました。
佐久市立中央図書館にも蔵書があります。
午後は、気分が悪くなるほど、気温が異常に上がりました。アメダス、最高気温は20.8度(14時)。
夜になって、まとまった雨になりました。乾燥続きだったので、ありがたい雨です。
寒冷前線」が通過して、明日はまた寒くなる予報です。
お天気の変化が大きいです。