懐かしい花、「レンゲソウ(れんげ草)」を話しました。

佐久平駅前の「十月桜」の花。(24.4.17

朝から曇り空で、期待した朝のお月さまも、お預けになりました。
アメダス、最低気温は1.7度(6時)。予想最高気温は18度(プラス6度)と、暖かくなりそうです。しかし、天気予報は、「午後は雷雨で、荒れ模様となる。」と、報じています。


画像は、佐久平駅前の植え込みの「ジュウガツザクラ(十月桜)」の花です。名前の通り10月頃に咲き始め、冬越しして再び咲き始めたものです。
二季咲きの桜ですが、春の方が咲く花の数が多く、見栄えがいいです。
この桜を初めて見たのは、栃木県佐野市役所の駐車場でのこと…。初冬の青空に映えて咲く、可愛い桜の花が印象に残りました。
寒さに強く早咲きで、樹高があまり高くならないことが、狭い庭に植えるのに魅力です。
我が家の桜は、彼岸桜と啓翁桜…。というわけで、新たに仲間入りしました。

今日は4月のFm放送日で、佐久平駅の局に向かいました。

懐かしい花、「レンゲソウ(蓮華草)」のお話です。
標本用に鉢栽培したものが、蕾が膨らんで咲く寸前です。放送日に間に合わず、残念でした。
(1)田んぼに栽培された、緑肥。
  マメ科の二年草。中国原産、古く日本へ渡来。
(2)蓮華(れんげ)を想わせる花。
  紅紫色の蝶型の花を輪状に着け、蓮の花に似るので「蓮華草」の名。
  漢名、紫雲英(げんげ)
  宮澤賢治の花巻地方の方言、「花こ」。
  童謡、「げんげ草」(北原白秋作詞、中山晋平作曲)
            (晋平少年少女合唱団)
(3)秋撒き、春花壇で楽しむ栽培。
  花壇、プランター用に、市販の種子袋。
  最近は、エディブルフラワー(食べられる花)としても有名。
  蜜源。利尿の民間薬。
(4)賢治童話や詩に、登場。
  「グスコーブドリの伝記
  〜そのももいろなのには、いちめんにせいの低い花が咲いてゐて、蜜蜂が忙しく花から花をわたって〜
  季語、仲春、げんげ(紫雲英)
  紫雲英(げんげ)田の起こされてゆく色変り (植地芳煌)
  秋篠はげんげの畦に仏かな (高浜虚子
  花言葉:あなたがいれば私の苦しみは和らぐ 私の幸福 感化
(5)各地に、「れんげ祭」。畑の開放」。
  大町市「トキワれんげ祭」を開催。
  岐阜県では、県花に」指定。山梨県中央市、市の花。

帰宅すると、膨らんだ蕾が開いていました。蓮華草の花が1個咲きました。

予報通り、午後には雷鳴が轟き、にわか雨になりました。雨量は2ミリ。
意外に早く晴れて、夕日が辺りを照らしました。

アメダス、今日の最高気温は15.5度(12時)。