「金環日食)に感動し、楽しみました。

天気予想図(24.5.21)

5時半頃に目覚めて、先ず空を見ました。バッチリ、朝日が輝いています。帯状に雲がありますが…。
朝の2時まで、『日食が観測できる本』(二見書房)の観測機つくりをしていました。無用の長物にしないための泥縄です。
画像、予報図では「佐久地方は晴れ」の範囲です。

6時を回った頃、庭先に観測用の器具類を出して準備を始めました。


この他に、「木漏れ日・太陽像」を写すスクリーンも設置しました。とは言っても、金属製の枠に、古布を垂らしたものですが…。

食が始まる少し前から、「日食メガネ」で観察を始めました。
「食の始め」は予測時刻通り6:20に、右上から欠け始めました。
やったー始まったぞ…、大感激です。
刻々と「食」が進んで行きます。ピンホールカメラ方式の「日食投影板」に、欠けた太陽像がはっきり映しだされました。2012 5.21のピンホールどおり、数字の太陽像が並んでいます。

佐久地方の「金環日食」は、7:33から7:35と予測されています。
日食メガネを覗いて、刻々の変化を観望しました。金環日食になった瞬間、それは宇宙に生きていることの実感でした。わずかの間に、金環は切れて、馬蹄形に変わってゆきました。
ピンホールによる金環日食は、やっぱりピントが甘くなっています。
7:35  

1分後、「金環」は切れて「馬蹄形」に…。7:36

辺りは、やや明るさが減じて、気温もいくらか下がった感じがしました。
木漏れ日による「日食太陽像」も、スクリーンに写し出されました
左が「五葉松」
右が「四手辛夷の木陰です。(7:38)
葉の込み具合の違いが分かります。
  
 
立ち木の影は正立していますが、当然のことながら太陽像は倒立しています。葉の隙間がピンホールの役をして、太陽像を結んでいるからです。
その後、月の影は移動し、その分太陽は刻々と明るい部分が増えていきます。
7:43

8:03

食が終わる9:0の直前、8:58に、日食メガネを通した太陽をカメラで撮りました。左下がわずかに欠けていることが分かります。
       

信毎夕刊に、金環日食」関係記事が載りました。

佐久の勤福センターで撮った金環日食」画像を見ることができました。
これを見ても、佐久が、金環日食の限界線に、ギリギリ近いことが分かります。
さほど遠くない上田市は、限界線の外にあるため「金環」にならなかったそうです。

改めて、自分が観た「金環日食」像を脳裏に焼き付けました。