「うずのしゅげを日本中に!!」

散り始めた「啓翁桜」の花。(27.4.14)

寝床でラジオを点けると、耳に入ったのは「今日は何の日」…。
明治45年(1912)の今日、「タイタニック号の海難事故」。
実母生誕(明治44年)の翌年、103年前の出来事でした。
年齢早見表の最古から2番目、ずいぶん昔のことなんだなー。
同時に、早見表最古年、実母のことも偲びながら思いました。
なお、この海難事故は、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜にも登場しています。
外は雨模様、玄関わきに置いた鉢「啓翁桜」の花が散り始めていました。
前の庭に回ると、「イワヤツデ(丹頂草)」の花が、雨に濡れていました。

葉が展開してくると、ヤツデ(八手)や丹頂草の名の由来がわかります。
日々の変化を観察することが楽しみです。
松の樹の下には、「行者ニンニク」の緑の葉が雨に濡れて、鮮やかでした。

昨日、「宮沢賢治記念館通信」が送られてきました。
赤田秀子さんの寄稿文、「うずのしゅげを日本中に!!」が目に入りました。
「うずのしゅげ」とは、賢治が「オキナグサ(翁草)」を親しみを込めて呼んだ名前です。
環境庁レッドデータブックの「絶滅危惧種」に指定されている植物です。
私たちボランティア・ガーデンチーム「野ばら」も、オキナグサ(翁草)」を「ひろばの賢治ガーデン」に植栽したい。と、昨年から取り組みました。
その甲斐あって、見事に花開いてくれました。(4.1の写真)

2週間後の今では、もっと大きく見事になっています。
どうか皆さん、足を運んで観賞してください。
赤田秀子さんは、『イーハトーブ・ガーデン ー宮沢賢治が愛した樹木や草花ー』を出版されています。
もちろん、この本にオキナグサ(翁草・うずのしゅげ)が載っています。一部、本文・写真をお借りします。

本日午後、所属する互助団体の総会があり、出席しました。
開会前、参加した友人と3人で、「オキナグサ(翁草)」について、話題にしました。
嬉しいことに、佐久穂町穂積の友人、佐久市香坂の友人とも、身近にオキナグサ(翁草)を観ているとのことでした。
佐久市の街中にも、昔から親しまれてきた在来種の草花を、殖やしていきたいものです。
総会後の懇親会に、来賓の本部役員さんも参加されました。
酒間に「賢治ガーデン」を話題にすると、「仲間との交流、生きがいのある取り組み」であると、関心を持っていただきました。
おかげさまで、自信をもって取り組めそうです。
アメダス、最低気温は5.9度(0:50)、最高気温は13.1度(13:30)。
雨は降り続き、昨日来10数ミリ、一昨日来30ミリ近い降水量になりました。
明日もまだ降るのでしょうか?
桜前線は、本日は青森・弘前まで達したそうです。
佐久地方のソメイヨシノは、このところの低温で例年並みか?