Fm放送で、「ハス(蓮)」を話しました。

「ゴールデントマト」が成熟。

早朝に雨が降り、路面に水溜りが…。
雨量は2ミリほどですが、空気がしっとりとしています。
アメダス、最低気温は18.1度(3:30)、日中は日差しがある予報です。
夏野菜の成熟には好条件で、「トマト」の時期になってきました。
「ゴールデントマト」は、見た目も楽しいです。
ミニトマトも採れて、トマトは人気ナンバーワンの野菜です。

妻は、「トマトなら、たくさんあってもいいよ…」、「ナス(茄子)は、ノーサンキュー…」
生産者としては、複雑な気持ちです。
テレビ番組で、「ナス(茄子)を味噌汁の具にする場合、皮を剥いて輪切りにする…。」
「なるほど、汁は黒っぽくならないが、果たして味はどうなんだろうか…。」
7月のFm放送タイトルは、仏さまにお供えする「ハス(蓮)」

佐久市内で、大賀ハスを育てている木下さんを取材したことから、話しました。(7.21)
(1)木下さんが育てる「大賀ハス
飯山市「正受庵」を訪れ、素晴らしさに魅せられて、株を分けてもらった。
古代ハスと呼ばれる「大賀ハス
千葉県検見川、2000年前・弥生時代の遺跡から見つかったハスの種子が開花。
開花・栽培に努力した大賀一郎博士の名を関した命名
弥生人にとって、ハスは重要な食料だったはず。
(2)仏の心をあらわす花
泥中に育っても、何者にも染まらず、清らかな姿を保つ、仏教思想を代表する植物。
CD曲:「蓮池」(尋常小學唱歌 六学年)
(3)「散り蓮華・れんげ」は、「陶器のさじ」
水面を滑らかに滑る、ハスの花びら…。
中華料理でいただく時の「れんげ」は、散り落ちた花びらの形が由来。

(4)ハスの花の歴史
花バスと食用バスの2系統あり。
自生種があったという説と、有史以前に中国から渡来してという説がある。
ハスの基本種は紅色一重咲きで、のちに白色系が現れ、はじめは観食兼用。
江戸時代後期には、100種近い端バスが栽培されていた。
Lotus Seeds Jam (蓮の実ジャム) Made in Vietnam (ベトナム産・土産)
賢治作品に、「ロータス」の名で登場。
(5) 万葉名・「蓮(はちす)」で四首。
ハスの名は、果実の入った花托の姿が「蜂の巣」に似ていることに由来し、「蜂巣(はちす)」と呼ばれ、それが訛って「ハス(蓮)」となった。
詠われた中の二首は、葉の上に溜まった水玉の美しさを詠んでいる。

ひさかたの 雨も降らぬか 蓮葉
渟れる水の 玉に似たる見む

(食物を蓮の葉に盛る、風流の宴…。
仏教に関わりのない写生の歌)
アメダス、最高気温は26.6度(11:40)
夜になって、半袖は肌寒く感じました。