「クサヒバリ(草雲雀)」は、ご飯茶碗に来て鳴く…。

「蓮の実」、「コガマ(小蒲)」にも朝

今朝も、天気予報は「佐久地方に濃霧…」
これは霧が霽れれば、好天気になるパターンです。
アメダス、最低気温は16.6度(5:40)、朝日は、縁側から部屋の中まで差し込みます。
「蓮の実」と「小蒲の実」にも、日が当たっています。
台所で、妻と遅い朝食をとっていると、秋の虫の音が賑やかに…。
席を立って、東と南の窓を交互に開けて、「それにしても、どの辺で鳴いているのかな…。」
ところが、妻とは見当が別方向…、定まりません…。
諦めて席に戻ると、タッパーの蓋に何やら、小形の蟋蟀(こうろぎ)」が這い回り…。

妻が、「それじゃない…。」
というので、「クサヒバリ(草雲雀)」の姿・形を電子辞書やネットで検索して較べてみました。
体長が7〜8ミリ、長い触覚、脚の黒い斑模様が、ぴったり符合します。
鳴き声が止んでいるので、これで確かです。
これがあの「チリリリリリリ…」、鳴き声の主・「クサヒバリ(草雲雀)」の正体だ。
そうこうしているうちに、主は、食べ終わったマイご飯茶碗に移りました。

お茶碗の薄緑色を、草や木の葉と見間違えているわけじゃないだろうが…。
「触覚が、確かに長いなー」、感心します。
こうなったら「鳴くまで待とう…」、縁に食べ残した、ゴマ塩粒もご愛嬌…。
「あっ、翅を立てたよ…」、妻も乗り気です。

鳴き声の主・「クサヒバリ(草雲雀)」は、場所を移して本気で鳴いています。

更に、近寄って観ました。

間近で聴く虫の音は、さほど大きくは聴こえません。
不思議でもありません、虫の音の超高振動・音は、高齢者の耳には感じ取れないのです…。
小一時間も楽しんで、逃してやりました。
日中は、秋の日差しでやっぱり暑くなりました。
午後は野良回り、周りの田んぼの稲刈りが済んでいました。
コンバインで一気に収穫してしまうので、稲刈りの楽しみも大変さも感じ取れませんね。
土手の「ススキ(薄)」、秋の七草・「尾花」が、夕日を浴びて輝いていました。

アメダス、最高気温は26.4度(13:40)、「夏日」になりました。
ところが、夕方には雲が出て、「仲秋五日」のお月さまは隠れてしまいました。