「佐久の季節便り」、新緑の鬼無里(きなさ)・戸隠(とがくし)で、文学碑・牧野富太郎関係企画展を学ぶ。

5時、アラームが鳴る前に目覚めました。

テレビを点けると、千葉で震度5強(M5.4)の地震が発生…。

千葉には実妹が、横浜には子どもが在住しています。

「連絡が無いのが良い便り…」と、地震見舞い電話は控えました。

アメダス、最低気温は3.0度(4:58)、いつも、朝は冷え込みます。

さて、早起きしたわけは、学生時代の友人との約束で、鬼無里を訪れるためです。

佐久の知人から、鬼無里に建立されている、宮沢賢治」と「坂村真民」の文学碑の見学を勧められたのです。

軽トラで7ぞ前に出発、千曲市で友人の車に同乗して、10時には現地に到着しました。

現地には、文学碑に鍬しい地元の方が案内してくださいました。

資料も用意してくださいました。一部を引用します。

念ずれば 花ひらく (碑の裏面)

苦しいとき

母がいつも口にしていた

このことば

わたしもいつのころからか

となえるようになった

そうして そのたびに

わたしの花がふしぎと

ひとつひとつ

ひらいていった 真民

平成七年七月吉日

   和田盛成 建立

右端 説明板 八字十音 【和田盛茂さんの願い】

(記述内容 省略)

左側の碑は、宮沢賢治雨ニモマケズです。

左側は添書き 建立許可願いに対する、宮沢清六さんの返信です。

ちょっと読みづらいですが、〜おまかせする の文字が読み取れます。

清六さんの孫・宮澤和樹さん(林風舎)に報告したいです。

続いての見学は、

長野市立博物館分館 

鬼無里 ふるさと資料館〜麻と屋台と和算を展示

大麻の栽培、畳糸に加工 地域を支える重要な産業でした。

 

昼食は、近くの「裾花ダム」に因んだ「ダムカレー」をいただきました。;

お蕎麦もついて、満腹でした。

午後は、戸隠に回って、長野市立博物館分館 戸隠地質化石博物館 を見学しました。

今、朝ドラ・らんまん の主人公・牧野富太郎博士 

戸隠との関わりを中心にした企画展が開催されていたのでした。

研究員(植物担当)農学博士 中村千賀 さんが 懇切丁寧に説明してくださいました。

長野県の研究者との関わりなど、認識を新たにすることばかりでした。

国の天然記念物・「岩村田ヒカリゴケ」発見に関わった、旧制野沢中学校・小山海太郎博物教師についても、説明していただきました。

「魯桃ザクラ」と小山海太郎 佐久との関係についてもヒントをいただきました。

「シナノアキギリ」について、「らんまん」で、長野県の友人が長野で発見、牧野博士が命名…と紹介されました。

友人こそ、小山海太郎先生なのです。

この画面を、中村さんも見ており、感動を共有することができました。

家に帰る前に、「第二賢治ガーデン」に立ち寄り、「蓮田」などの様子を見ました。

浅間山は、今日も噴煙を高く上げています。

田んぼでは、蛙が鳴いています。

アメダス、最高気温は20.8度(13:29)でした。

明日の朝も冷え込むようです。