「佐久の季節便り 、「春は名のみの…」、冬型の天気、寒風が吹き荒び…。

朝、起きると、小雪がチラチラ舞っています。

積雪も僅か、冬型の雪は、内陸の佐久地方までは届かなかったようです。

定点・三箇所の温度は、6度・5度・10度、昨朝と全く同じでした。

アメダス、最低気温は、氷点下3.9度(2:27)、日中、冬型・寒気流入で、気温は上がらない予報です。

今日、3月9日は語呂合わせで、「佐久(さく)」の日です。

最低気温の39は、偶然の出来事でした。

 

庭先を観ると、僅かな積雪の地面に、野鳥たちが集まっています。

「鵯(ひよどり)」・「雀(すずめ)」など、カメラを向けると、さっと逃げ去ってしまいました。

写真に撮れた野鳥は、よく観ると、珍しく「椋鳥(むくどり)」です。

そして、先日、肥やしになればと撒き散らした「粉糠(こぬか)」を啄んでいたのです。

なるほど、栄養満点の餌だったんですね。

でも、訪れて欲しかった「鶫(つぐみ)」の姿が見られなかったのは、残念でした。

 

さて、3月ともなれば、果物の「柑橘類🍊」は、晩生(おくて)種になります。

朝食デザートとして、「はるみ・みかん」をいただきました。

見た目は、「しらぬい」・「デコポンとよく似ています。

は剥きやすく、小袋の中の粒々も大きく充実しています。

食味は、ジューシー濃厚でした。

ネット検索してみました。

人気品種デコタンゴールの妹の登場!

姉に当たる「みかん」こそ、「しらぬい」・「デコポンと思われます。

性格は?お値段が高めのようです。

まだ、市場に大量に出回っていないのか?

日中は、冬型の天気「寒風」が吹き荒んでいます。

カレル・チャペック:『園芸家12カ月』 3月の園芸家 一部引用します。

 伝統的な園芸家の三月をありのままに描写するためには、まず初めに、二つのことをはっきり区別しておく必要がある、すなわち、(a)園芸家が当然しなければならない、また、しようと思っている仕事。(b)園芸家がそこまで手がまわらなくなって、じっさいにやる仕事。

(a)園芸家は最善をつくしたい。これは言うまでもないことだ。防寒のためにかぶせてあったそだをとりのけ、植物を直接大気にふれさせ、土を掘りおこし、肥料を入れ、鋤きこみ耕し、ひっくりかえし、土をほぐしてやわらかにし、レーキでひっかき、平にし、灌水をし、取木をし、挿木をし、剪定をやり、植え付けをやり、植え替えをやり、支柱をあたえ、スプレーをし、追肥をほどこし、除草をし、枯れた植物のあとにかわりを植え、種をまき、掃除をし、刈りこみをし、スズメやツグミを追い、土のにおいを嗅ぎ、シュートを指で掘じくり、花の咲いたスノードロップに胸をおどらせ、ひたいの汗をふき、腰をのばし、、狼のようにがつがつ喰い、魚のようにがぶがぶ飲み、スズメとともに寝、ヒバリとともに起き、太陽と朝露をたたえ、かたい蕾を指でさわり、ことし初めての肉刺(まめ)胼胝(たこ)を手のひらにこしらえ、大いにはりきって本職の園芸家とそっくりの生活をしようと思っている。

(b) ところが(以下明日に…)

本文のように、やらねばならないこと、やる気満々ですが、こう寒くては、腰が上がりません。

 

アメダス、最高気温は、3.2度(13:19)、最大風速は、北北西の風5.2メートル(12:50)。

冬型の寒風が吹き荒ぶ、寒い一日でした。

明日は「冬型」が緩み、いくらか暖かくなりそうです。