「ツクツクホウシ」が鳴きました。

早朝に雨、18.2度の涼しい朝でした。
画像、今年2度目のバラが空高く、「行く夏」を惜しむかのようです。

今朝の信濃毎日新聞コラム、「今朝の一句」に、「つくつく法師」が載りました。
今尽きる秋をつくづくほふしかな (小林一茶
 つくつく法師はセミの中では遅くに出現し、昼間は家近くの木立で鳴く。音楽にたとえれば、変化に富む秋をかなでる名演奏家。今とは過去との関係において意味をなす時間だが、つくつく法師も短命の一語につきる。生を惜しむかに初めジュジュジュと、次にオーシィツクツクと声張り上げ、調子を変えてツクツクオーシィ。終曲はジーで閉じる。特に終わりごろは烈火のごとくなき叫ぶ。そこに没入しての感銘句だ。                                  村上護
朝、これを読んで、「この頃、ツクツクホウシを聞いたことないよねー。」と、妻と話していた。ここ数年、聞いた覚えが無い…。
午後1時過ぎ、日が差し始めた。すると、なんと外から「ツクツクホーシ」?の鳴き声が聞こえてきた…。コラムの記述どおり、「ジュジュジュ、オーシィーツクツク…」と、鳴いている。一瞬、耳を疑ったが、外に出てみると裏の保育園庭、松の木辺りで鳴いている…。
隣では、「ミンミンゼミ」も負けずと鳴き始めた。
今年は、「ツクツクホウシ」が鳴いていてくれた。何だかホッとしました。
因みに、英名は、tsukutsukuboshi cicada です。面白いですね。
夕刊のコラム、「明日の天気」には、「アブラゼミが載りました。
あおむけになったアブラゼミの亡きがら。けさ、長野市内の集合住宅を出勤する際に二ヵ所の踊り場に七つもあった。市内の昆虫愛好家男性(74)によると、直線的にしか飛べないため、迷い込むとなかなか抜け出せないという。初秋を思わせる涼しい朝、アブラゼミの鳴き声は聞こえず。亡きがらは猛暑の名残に見えた。
やっぱり、「アブラゼミ」の哀しい習性なのか…。「アブラゼミ」が街中で暮らすのは、厳しいのかも知れません。