「十三夜」のお月見をしました。

帯状の夕焼け雲(20.10.11)

今日は、旧暦の九月十三日。
今夜のお月様は、八月十五夜の「中秋の名月」の約ひと月遅れの名月で、「後の月」と呼ばれます。
両方の名月を拝まないと、ご利益がないとか…。
この季節は、お天気が安定しているので、観望の確率は高いようです。
今日付けの読売新聞コラム倉嶋厚の季節アルバム』、「十三夜」が載りました。
諺辞典に、「十三夜に曇りなし」と、あるそうです。長野気象台の統計では、晴打率は、中秋の名月が38%に対して、十三夜は58%だそうです。
今夜も晴れる予報で、観望の期待が高まります。
画像、帯状の夕焼け雲が出て、東に昇ったお月様が隠れてしまいました。
しばらく待つと、予報どおり雲が切れて、見事な「十三夜の名月」が顔を見せました。
(17:20)


お供えしたものは、季節の産物、枝豆、栗、椎茸です。
ススキチガヤ(茅)」も添えました。
右側には、ペットボトル栽培の稲穂も写っています。
この時期、栗と豆は欠かせません。
そこで、「栗名月」、「豆名月」とも呼ばれます。
「豆」は、まだ「枝豆」状態です。
この画像にも、お月様が、小さく写っています。
コラムには、樋口一葉の「十三夜」についても記述されていました。
また、『月曼荼羅』には、吉田兼好の『徒然草』の文を引用していました。
「八月十五日、九月十三日は婁宿なり。この宿清明なる故に、月を玩ぶに良夜とす」と考えられている。
夜11時を回って、「十三夜の名月」は西の空に、煌々と輝いています。