目覚めてラジオを点けると「渥美次郎」の歌声が…。まだ3時台です。
「有明の月」が気になっていたのかも知れません。西の窓は月明かり…、でも、起き出すには早過ぎます。
布団にもぐっていると、「明日への言葉」になったようです。
昔話の伝承の大切さ、「ねたろう」、「グリム童話」…、話の内容とその語り口から見当がつきました。やっぱり、小澤俊夫さんでした。
5時の時報を聞いて、新聞を取りに出ると、昨夜・「神無月十六日」・十六夜(いざよい)の月の残月です。
自分の影が地面に現れました。「月明かり」がこんなにも明るいとは…。
人工光の無い時代、人々や野生の動物たちがどんなに当てにしていたことか、実感されました。
凍てついた「アオキ(青木)」の葉が、月明かりに照らされます。
板塀のトタン屋根には、真っ白に霜が着いて、厳しい冷え込みを物語っています。
続いてラジオは、「今日は何の日」で「真珠湾攻撃」、「誕生日の花」が「チャ(茶)」を紹介しました。
『誕生日の花と きょうの一句』から、写真をいただきました。
ツバキ科、茶の木は観賞価値が高いので、若い頃から、鉢栽培に挑戦しましたが、失敗続きです。
同じ長野県の南部地方では、栽培ができるし、自家製のお茶まで味わっている。残念だが、寒冷の佐久地方では無理です。
アメダス、最低気温は、氷点下6.9度(6:30)、厳しい冷え込みです。
しかし、日中は日照があり気温は上がって、最高気温は7.5度(14:30)。
「神無月十七日」のお月さまは、「立待月」よろしく、暗くなってから昇りました。(18:57)
うす雲が帯状に黒くかかっています。
「明日への言葉」、小澤俊夫さんの話・「ラジオ深夜便」を、ネット検索しました。
「“昔話”と我が人生」、小澤俊夫さんは日本の昔話の分析的研究に取り組み、約30年前から全国各地で、昔話に関する出張講座を開催している。
昔話の魅力は、語ることによって伝承されてきた“口伝え”にあるという。長年語り継がれ、いつの時代の子どもたちも喜んで聞き入る昔話の変わらぬ人気の秘密、その魅力などについて聞く。
佐久市でも誕生10周年を祝って、先日2日に小澤俊夫講演会が開かれました。
演題「わたしたちは昔話の伝承の途中にいる」
〜昔話はかならず耳で聞かれてきました。そのために、昔話はいつのまにか、耳で聞いてわかりやすい、簡潔な、そして美しい語り口で獲得してきました。〜語り継がれてきた昔話が、耳で聞く物語として子どもたちの心に残ったら、どんなにすばらしいことでしょう。
主催:佐久昔ばなし大学再話研究会
昔話を後世に繋げる意義・大切さを考えてみました。
耳で聞くことは、その様子を想像して絵にすることができる。
その土地ごとに、言葉として共通に理解できる。
人と人との関わりが、円滑に楽しくなる。
なお、先日、小椋佳の「生前葬」の歌番組があり、視聴しました。
谷村新司の問いかけ、「100年後の子どもたち」への期待がありました。
小椋佳は、「日本、自分たちの言葉を大切にすること」という内容を答えていました。
小澤、小椋の両者に、共通な主張を感じました。